ロレックスのディフュージョンブランドとして知られるチュードルの人気モデル「クロノタイム」。
じわじわと値上がりを続けており、業界でも密かに話題となっていましたが、今、10年に一度と言われる程の価格高騰を見せています!
例えば、3年前に40万円台前半で販売されていたモデルが、60万円台で取引されていたり、5年前に30万円台後半だったものが80万円台に上がっていたり。
何年か前に買ってみたけど、あまり着けていない……という方、今なら買った時より高値で売るのも夢じゃないかもしれません!
■クロノタイムとは?
ロレックスのディフュージョンブランド(廉価ブランド)として、1930年代に誕生したチュードル。
名前の通りクロノグラフのラインナップであるクロノタイムは、ロレックスのデイトナをリスペクトして作られましたが、デイトナと比べガッシリとした重量感があり男性らしさが際立った印象です。
基本的に白・黒・シルバー等を基調としたシンプルなデザインが多く発表されていますが、文字盤・インダイヤル・ベゼルに使われるカラーや素材の組み合わせを見るとバリエーションが豊富です。
また、「Ref.79280」は1998年にチュードルと公式スポンサー契約をしたプロゴルフプレーヤー、タイガーウッズが使用したモデルであり、ウッズの活躍もあり高い人気を得ました。
スポンサー契約記念として発表されたモデルは、12時側インダイヤルに沿って「TIGER」の刻印が刻まれ、中でもそれまでにないポップなカラーリングのタイプが異彩を放っています。
79280 ボルドー / 79280 ブルー / 79280 グリーン
参考記事:ロレックスの兄弟分 チュードル/TUDORの歴史 / チュードルってどんなブランド?その魅力を調べてみた!
販売価格の変動を見てみましょう
それでは、具体的に数年前いくらで販売されていたものが、現在いくらくらいに上がっているのか? 型番ごとに見ていってみましょう!
2013年6月 中古販売価格 358,000円 → 2017年10月 中古販売価格 788,000円
2015年2月 中古販売価格 478,000円 → 2017年11月 中古販売価格 688,000円
2013年3月 中古販売価格 325,000円 → 2017年11月 中古販売価格 580,000円
2016年1月 中古販売価格 298,000円 → 2017年9月 中古販売価格 488,000円
■直近の買取相場は?
さて、販売価格の変動を見てきましたが、すでに時計をお持ちの方にとって一番気になるのは現時点での「買取」の金額。
時計専門で買取を行っている当店での、直近の金額実績を見てみますと……
2017年12月 350,000円にてお買取り!
2013年6月時点で358,000円にて販売されていたものと同じ型番・カラー。なんと当時の中古販売価格との差額がたったの8,000円です!
2017年9月 180,000円にてお買取り!
こちらのタイガーウッズモデルは、2014年7月に268,000円で販売されていたものと同型番です。差額は88,000円!
いかがでしたか?
ご覧いただきましたように、同じモデルでも数年で驚くほど変動するのが高級時計相場の面白いところ。
ロレックスが話題に上りやすいですが、「このモデルがこの相場!?」というような時計が現れることも珍しくありません。
個別のお買取金額については実査定時点での市場価格、また付属品有無や時計のコンディションにより変動致しますのでご参考価格となりますが、チュードル クロノタイムについては今こそ「売り時」と見て間違いないのではないかと思われます。
この高騰がどこまでいくのか!? 次は何が「来る」のか??
今後も時計相場から目が離せません!