1000ガウスの磁気にも耐えることができる対磁時計「ミルガウス」。医師や科学者、エンジニアといった高い磁力にさらされる職業に携わる人向けに開発されたモデルです。
今回はロレックス ミルガウスの買取相場を近年の価格推移と共にご紹介致します。
※2024年11月時点での買取相場を掲載しております。
目次
ロレックス ミルガウス 116400GV Zブルーの買取相場・価格
製造年:2014年~
2007年にミルガウスと共に復活を果たした歴史的モデル「116400GV」。その新色である”Zブルー”は2014年に誕生しました。
ミルガウスの中で最も新しいモデルであり、加えて珍しいブルー文字盤であることから他のミルガウスよりも高い評価を得ています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約70万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約76万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約102万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約139万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約136万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約158万円 |
ミルガウス116400GV Zブルーの相場はかなり安定しています。安定相場であることから投機には不向きなモデルかもしれませんが、逆にいつ売っても安定した価格で売れるというメリットがあります。
2024年11月時点の相場は約170万円。ピーク時に迫る高い水準です。
生産終了が発表されたため、相場がさらに上昇することが予想されます。
ロレックス ミルガウス 116400GV ブラックの買取相場・価格
製造年:2007年~
2007年に復活したミルガウスの象徴ともいえるモデル「116400GV ブラック」。発売当初は180万円というプレミア価格で販売されるほど爆発的な人気を博しました。
リーマンショック後に大きく相場を落とし、一時は買取相場が40万円台になるという激しい下落も起こりましたが、その後買取相場を50~60万円まで戻し、2024年11月時点では140万円と高値を記録しています。
また、これまではZブルーに人気が集まっていましたが、ここに来てブラック人気が高まっています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約69万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約70万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約88万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約121万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約112万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約128万円 |
2017年までは安定的な相場でしたが、2018年からロレックス人気や為替の影響から急激に相場を上げ、その価値を高めています。
コチラも生産終了が発表されたため、今後高騰する可能性が高いです。
ロレックス ミルガウス 116400 ホワイトの買取相場・価格
製造年:2007 〜 2015年
116400は1stモデルで採用されていたイナズマ型の秒針と、2ndモデルのデザインを融合させたモデル。2015年に製造終了するまで、116400GVと共にミルガウスの人気を支えてきました。
116400にはホワイトとブラックの2種類のラインナップが存在しますが、どちらも殆ど同一の販売価格・買取価格となっています。
2021年以降はホワイトの人気が急高騰しており、現在も価値を高め続けています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約57万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約65万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約90万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約131万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約120万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約120万円 |
2013年から横ばいに推移していた買取相場ですが、製造終了後から高騰し始め、2018年には約53万円まで価値を高めています。
2019年に入ってからは安定した相場となっていましたが、その後一気に高騰を見せ、2024年11月時点の買取価格は120万円となっています。
今まさに売り時を迎えていると言えるでしょう。
ロレックス ミルガウス 116400 ブラックの買取相場・価格
製造年:2007 〜 2015年
116400のブラック文字盤はマットブラックの文字盤とオレンジのイナズマ針のコントラストが個性を放つモダンな一本です。こちらも生産終了後徐々に高騰しており、ここ2年で大きく買取価格が高騰しています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約53万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約56万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約71万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約101万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約110万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約112万円 |
116400は殆どホワイトと同じような価格推移を辿っています。2019年以降、買取価格を大幅に伸ばしていることも同じです。
これは、おそらくブラック文字盤の新作が発表されると予想されているからだと思います。
ホワイトと同様に右肩上がりの推移となっていますが、ホワイトよりもやや落ち着いた相場となっているのが特徴です。
いかがでしたでしょうか。
ミルガウスはマイナーチェンジがほとんどないため、どの個体も買取相場は比較的安定しているといえます。
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この記事を監修してくれた時計博士
池田 裕之(いけだ ひろゆき)
- (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
- 高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
1982年生まれ・熊本県出身。
20代でブランド販売店に勤務していく中で、高級時計に惹かれ、その奥深さや魅力を知っていく。29歳で腕時計専門店へ転職を決意し、GINZA RASINに入社。
豊富な時計への知識を活かして販売・買取・仕入れに携わり、2018年8月にはロレックス専門店オープン時、店長へ就任した。販売・買取ともにリピーターが多い。時計業界歴17年。