シードゥエラーは1971年にサブマリーナの上級モデルとして誕生したハイスペックダイバーズウォッチです。9時位置に潜水時にケース内部に侵入したヘリウムガスを逃がすためのヘリウムガスエスケープバルブを搭載しているのが特徴で、2008年に誕生した「ディープシー」は3900m防水という驚異の防水性能を誇ります。
この記事ではシードゥエラーの定番人気モデル「ディープシー」の買取推移・価格をご紹介致します。
※2024年11月時点での買取相場を掲載しております。
目次
ロレックス ディープシー 136660 ブラックの買取相場・価格
製造期間:2022年~
2022年の発表された136660はディープシーの最新モデルです。
無骨で力強いデザイン設計はそのままに、ブレスレットにフリップロック エクステンションリンクが新搭載されました。
見た目においてはベゼルが僅かにスリムになり、デイト窓も僅かに拡大されています。126660と比較してもマイナーチェンジと言える変化であることから、買取価格は新旧で大きな開きはありません。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2023年6月 | 箱/保証書 有 | 約185万円 |
2023年9月 | 箱/保証書 有 | 約180万円 |
2023年12月 | 箱/保証書 有 | 約170万円 |
2024年3月 | 箱/保証書 有 | 約170万円 |
2024年6月 | 箱/保証書 有 | 約192万円 |
2024年9月 | 箱/保証書 有 | 約180万円 |
2024年11月 | 箱/保証書 有 | 約180万円 |
ブラックの平均買取価格は170万円~200万円前後。126660 ブラックよりも20万円ほど高い相場で推移しています。
現在やや相場が下がっていますが、時期を見計らえば高値で売り切ることは十分可能です。
ロレックス ディープシー 136660 Dブルーの買取相場・価格
製造期間:2022年~
ディープシーといえば、やはりDブルー。買取価格はブラックよりも数十万円高めに設定されており、ディープシーの中でもトップクラスの資産価値を誇ります。
旧モデル126660と比較した際、見た目においては大きな変化はなし。グラデーションの雰囲気も126660とほぼ同様となっています。
買取価格は比較的安定しており、時期さえ間違えなければ高値で売れるでしょう。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2023年6月 | 箱/保証書 有 | 約205万円 |
2023年9月 | 箱/保証書 有 | 約205万円 |
2023年12月 | 箱/保証書 有 | 約195万円 |
2024年3月 | 箱/保証書 有 | 約195万円 |
2024年6月 | 箱/保証書 有 | 約225万円 |
2024年9月 | 箱/保証書 有 | 約210万円 |
2024年11月 | 箱/保証書 有 | 約210万円 |
Dブルーの相場は現在210万円前後に落ち着いており、やや下がり傾向にあります。
とはいえ、それでもディープシーの中ではトップクラスのリセールバリューを誇っており、他のモデルと比較して資産価値が低いということはありません。
まだまだ高値で売れるモデルであることは間違いないでしょう。
ロレックス ディープシー 126660 ブラックの買取相場・価格
製造期間:2018年~2022年
2018年バーゼルワールドにて満を持して登場したディープシー 126660 ブラック。44mmという大型のケース径は変わらず、防水性能も変更は無く12800フィート=3900メートルとオーバースペックを保っています。
主な変更点はムーブメントにCal.3135からCal.3235にムーブメントが変更されたこと。
エネルギー効率が大幅に向上し、パワーリザーブが70時間まで引き上げられました。
旧ディープシーと同じく個性的なDブルーの方が人気ですが、ブラックだって負けていません。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約120万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約130万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約140万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約149万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約147万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約155万円 |
2018年においての126660は発売直後ということもあり、プレミア価格で相場が推移していました。
その後は次第に相場が落ち着き始め、現在は箱保証書ありの場合「1,600,000円」という買取価格となっています。
未使用品・新品であれば更なる上乗せも可能です。
大きな相場の変動が少ないモデルであり、安定したリセールバリューを誇ります。
ロレックス ディープシー 126660 Dブルーの買取相場・価格
製造期間:2018年~2022年
ディープシーと言えばやはりDブルー文字盤。 126660に関しても発売後すぐに人気モデルの仲間入りを果たしました。
ブラック文字盤と同じくパワーリザーブが70時間を誇るCal.3235を搭載。文字盤のグラデーションは116660のマイナーチェンジ後の「6:4の割合」となっています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約140万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約150万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約170万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約187万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約178万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約180万円 |
スポーツロレックス人気に伴い、126660は高い人気をキープし続けています。
Dブルーに関しても人気は健在で、2024年11月時点の相場は箱保証書ありの場合「1,850,000円」となっています。
こちらも今売り時を迎えているので、この機会に買取をご検討されてはいかがでしょうか。
ロレックス ディープシー 116660 ブラックの買取相場・価格
製造期間:2008年~2018年
シンプルなフェイスでありながらも、圧倒的な存在感を放つディープシー 116660 ブラック。
どちらかといえば個性的なDブルーの方が有名ですが、男らしく、ビジネスにもフォーマルなシーンでも活躍できるブラックも負けず劣らず人気です。
2018年に最新モデル「126660」が発売されても、その人気は衰えていません。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約98万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約96万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約105万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約115万円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 約117万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約125万円 |
2018年に為替の影響や世界的なロレックス人気の高騰により、116660の評価は一気に高まりを見せます。2014年の時点では約81万だった買取相場も僅か4年間で20万円も高騰し、100万円の壁を悠に越えました。
ただ、2018年のバーゼルワールドにおいて新作126660が発表された後は徐々に相場が下がり、現在は130万円前後の買取価格となっています。
126660と外観的な特徴がないため、大きな高騰は無いであろうと予想されます。
ディープシー 116660 マーク1~3ダイヤルについて
ディープシーのブラックダイヤルには、「マーク1・マーク2・マーク3」の3種類が存在し、それぞれに細かな違いがあります。現在はダイヤルの種類によって買取価格が大きく異なることはありませんが、希少なマーク1は今後もしかしたら価値が高まっていくかもしれません。
『マーク1 ダイヤル』
発売開始した2008年から約1年間のみ流通したマーク1。王冠マークの突起部が特徴的で、現行の王冠マークよりも長さの差が大きくなっています。
『マーク2ダイヤル』
2009年頃~2013年頃に製造されたマーク2ダイヤルは王冠マークが現在採用されている形になっており、「-」や「=」の記号が短くなっています。
ftの大文字「F」が小文字「f」に変更されていることも特徴的です。
『マーク3ダイヤル』
2013年頃~現行モデルに使われているマーク3。基本的にマーク2と大差はありませんが、文字に跳ね装飾が加えられていることや「=」がだいぶft側に寄っていることが特徴的です。
ロレックス ディープシー 116660 Dブルーの買取相場・価格
製造期間:2008年~2018年
シードゥエラーといえばディープシー。そしてディープシーといえば真っ先にこのDブルーが思い浮かびます。
グラデーションが美しいDブルー文字盤に、オーバースペックを極めたロマンあふれる仕様、さらには直径44mm 厚み18mmという迫力のボディ。
世界中の男性を魅了してきた美しくも無骨なデイープシー 116660 Dブルーは、製造終了した今尚高い評価を得ています。
年 | 付属品 | 買取金額(平均値) |
2019年 | 箱/保証書 有 | 約132万円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 約130万円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 約140万円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 約155万円 |
2024年 | 箱/保証書 有 | 約157万円 |
2018年に新型126660が発表されたディープシー。価格の値崩れが懸念されましたが、2018年においては価格が上昇し続けました。
生産終了すると価格が高騰することはロレックスのスポーツモデルではよくあることですので、特に人気が高かったディープシー D-BLUE 116660の高騰は当然にようにも見えます。
2019年に入るとそれも落ち着き、一時期は110万円台にまで相場が落ち着きましたが、2020年下半期においては約140万円まで相場が再高騰。
現在も高相場が続いており、今は売り切るベストなタイミングだといえます。
ディープシー 116660 Dブルー文字盤の種類
Dブルーの文字盤は2017年の5月~7月にかけて密かにマイナーチェンジが行われ、2種類のタイプが存在します。
マイナーチェンジ後の文字盤は青と黒の割合が5:5から6:4の割合となっており、青の鮮やかさが増しているのが特徴です。
左:マイナーチェンジ前 右:マイナーチェンジ後
現段階ではマイナーチェンジ後の文字盤の方が若干買取価格が高く、数万円の差が生まれています。
新型126660も6:4割合の文字盤となっていることから、今後はこの文字盤がメジャーな存在となっていくことでしょう。
ただ、6:4割合の文字盤が世に出回りつくした時、もしかしたら5:5の割合の文字盤のレアリティーが上がることも考えられます。
尚、116660は下記のような特徴のある個体も存在します。
■パンチラ・・「DEEPSEA」の印刷が少しだけズレていて縁が白い
■ライムグリーン・・「DEEPSEA」が太く、SEA-DWELLERより下の文字が細い
■ゲッコーグリーン・・「DEEPSEA」が細く、SEA-DWELLERより下の文字が太い
いずれも細かな違いであるため、査定額が特別高いわけではありません。
ただ、今後高騰する可能性がないとは言い切れないため、116660ユーザーであれば気に留めておいた方がよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
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この記事を監修してくれた時計博士
池田 裕之(いけだ ひろゆき)
- (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
- 高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
1982年生まれ・熊本県出身。
20代でブランド販売店に勤務していく中で、高級時計に惹かれ、その奥深さや魅力を知っていく。29歳で腕時計専門店へ転職を決意し、GINZA RASINに入社。
豊富な時計への知識を活かして販売・買取・仕入れに携わり、2018年8月にはロレックス専門店オープン時、店長へ就任した。販売・買取ともにリピーターが多い。時計業界歴17年。