近年人気が爆発的に上がっているロレックス。
ロレックスの定番モデルは2012年以降、どのモデルも右肩上がりに買取価格が高騰していますが、特に2016年以降の伸び率は目を見張るものがあり、2022年においては過去最高の買取相場を記録しました。
そこで本稿では、当店GINZA RASINの「2017年平均買取額」と「2022年の平均買取額」を比較し、その上昇率TOP20をランキング形式でご紹介いたします。
最も相場が上昇した話題作はどのモデルなのか?
ロレックスファンや時計愛好家は必見の内容です!
※ページ内の数値はすべて当店の買取データによるものです。
目次
第20位 ロレックス サブマリーナー 14060M
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約56万 |
2018年 | 約64万 |
2019年 | 約78万 |
2020年 | 約75万 |
2021年 | 約93万 |
2022年 | 約98万 |
上昇率:175.4%
まず第20位としてご紹介するのは、ノンデイトサブマリーナーの第六世代、14060Mです!
サブマリーナーは、ロレックスを代表するダイバーズウォッチコレクションです。
当ランキングは、2018年頃から行わせて頂いておりますが、例年サブマリーナが目立ちます。それだけサブマリーナーが人気で、しかもその人気が高まり続けている、という証明でしょう。
とりわけ2020年にモデルチェンジを経たことで、歴代モデルに注目度が増しております。14060Mもまた、上の表を見て頂くと、2021年以降の上昇率が凄まじいことがおわかり頂けるでしょう(2020年は新型コロナウイルスの影響で新作発表が9月となったため出回りが例年より遅く、そのため2021年以降の買取価格に新作の影響が見て取れます)。
そんなサブマリーナーの第六世代・14060Mは、先代まで使われてきたCal.3130を初めて搭載させたノンデイトサブマリーナとして知られています。
また、ケースサイズはスタンダードな40mmとなりますが、リューズガードやラグが小ぶりで、かつアルミベゼルが採用されていることから、よりヴィンテージらしさを味わえる逸品として話題ですね。
サブマリーナーに限らず、今ロレックスの「ヴィンテージ」「ポストヴィンテージ」と呼ばれる年式の古い個体の需要が高まっています。
その理由として、「ヴィンテージらしさ」とともに「現行にはないデザインを楽しめる」といったものもあるように思います。
ノンデイトサブマリーナ 14060Mは、サブマリーナのデザインコードを踏襲しつつ、今は無い仕様の数々を楽しめる・・・そんなロレックスとして親しまれているのでしょう。
ちなみに、2007年以降の個体はクロノメーター規格認定機となります。また、同年にはインナーリングにルーレット刻印が入ったことと併せて、2007年以降の個体が特に相場を上げております。
※ルーレット刻印
なお、サブマリーナの「ダイバーズウォッチ」由来の堅牢性は買取市場において何よりの強みです。メンテナンスをきちんと施してあげれば、今なお現役のものがほとんどです。
そのため、売りやすく買いやすいロレックスとしては、あるいはトップクラスと言っていいでしょう。
第19位 ロレックス サブマリーナー 116610LN
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約82万 |
2018年 | 約90万 |
2019年 | 約100万 |
2020年 | 約95万 |
2021年 | 約123万 |
2022年 | 約146万 |
上昇率:177.8%
第20位と同じくサブマリーナーの、2020年まで製造された先代モデルです!
ロレックスのダイバーズウォッチラインとなりますが、とりわけ黒文字盤×黒ベゼルがイケメン顔の116610LNを、ご愛用されてきたメンズは少なくないでしょう。
そう、もともと人気機種ということもあり、デイトナやGMTマスターIIなどと並んでロレックス相場を牽引してきました。一方で黒というカラーリングが定番すぎることに加えて製造期間が2010年~と比較的長いゆえか、比較的お手頃価格が続いていたモデルでもあります。
しかしながら2020年のモデルチェンジによって、生産終了。現行は歴代サブマリーナーより1mmアップサイジングした直径41mmケースとなったことも、先代モデルに買いが集中する一つの要因となっていることでしょう。
なお、近年の相場高騰を抜きにしても、116610LNをご売却になる方にとって嬉しいポイントがあります。
それは、前述の通りサブマリーナは300m防水というきわめて高い防水性を誇るゆえに、長年の使用を経ても劣化しづらい、ということ。
実際、当店にお持ち込みいただく現行サブマリーナは、何年経ってもきちんとメンテナンスすれば実用できるものばかりです。
黒ゆえに人気が普遍かつ不変である、という特性も合わせて、サブマリーナ 116610LNのリセールバリューは一過性のものではなく、長年に渡って価値の落ちづらいモデルとなっております。
第18位 ロレックス デイトナ 8Pダイヤ 116503G
年 | 平均買取額 |
---|---|
2018年 | 約175万 |
2019年 | 約197万 |
2020年 | 約209万 |
2021年 | 約261万 |
2022年 | 約321万 |
上昇率:183.6%
第18位は、現行デイトナのイエローロレゾール(イエローゴールド×ステンレススティールのコンビ)がラグジュアリーな116503Gです!なお、2017年は平均を採れるほど入荷が多くなかったため、2018年から起算した上昇率となっております。
オール金無垢モデルほどギラギラとしておらず、ステンレススティールモデルにはない贅沢な意匠を楽しめる・・・コンビモデルはそんな魅力を抱えていますが、とりわけデイトナのレーシーなカッコよさと相まって、近年非常に人気を高めている一本となっております。
もともと「ロレックスの価格高騰モデル」と言うとステンレススティールモデルが主役でしたが、最近はコンビも負けておりません。大きな売り手市場を謳歌していると言えますね。
さらに116503Gは、インデックスに8つのダイヤモンドをセッティングしていることがミソ!
スーツの袖口から覗くさりげないラグジュアリーは、所有欲を満たしてくれることでしょう。
さらに、現行デイトナには生産終了の噂があります。
116503系を始めとする現行の基幹モデルは2016年登場と比較的新しいのですが、ムーブメントが既に20年以上変わっていないこと。また2023年はデイトナ60周年の記念であることが、その根拠です。
もしモデルチェンジともなれば・・・買取市場では、業者同士のデイトナ争奪戦が、さらに熾烈に繰り広げられるであろうことは必至。
2023年も、デイトナから目が離せません!
第17位 ロレックス ヨットマスター 116622
年 | 平均買取額 |
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2017年 | 約81万 |
2018年 | 約102万 |
2019年 | 約110万 |
2020年 | 約105万 |
2021年 | 約121万 |
2022年 | 約150万 |
上昇率:185.7%
スポーツロレックスでありながら、必ず金無垢またはプラチナといった貴金属を採用することで、ラグジュアリー感を高めたヨットマスター。116622は、ベゼルおよび文字盤にプラチナが使用されております(ブルー文字盤はベゼルのみ)。
「ラグジュアリー」テイストが強かったためか、従来はそこまで相場を上げているモデルではありませんでした。
第18位のデイトナ 116503Gでも言及していますが、ロレックス相場高騰の主役はステンレススティールモデルであったためです。これに加えて、ヨットマスターは文字盤のバリエーションが豊富であるため、人気が分散しやすい傾向にあったことが主な要因と思われます。
しかしながら、ヨットマスターの持つ優雅で上品で、それでいて回転ベゼルやオイスターケース・ブレスレットなどの洗練されたスポーティーさが、ファッショニスタを中心に熱烈な支持を集めることとなります。
とりわけ、「ダークロジウム」と呼ばれる文字盤は、2016年にラインに追加された後発にもかかわらず、今ではヨットマスター 116622の一番人気。ロレックスが独自配合して開発したプラチナ素材で、上品な暗みある文字盤に水色の秒針がアクセントとなったモデルです。
もちろんブルー文字盤や、シルバー文字盤もきわめて高い人気を誇っており、相場も併せて上昇中。
なお、116622含むヨットマスターは2019年に新型ムーブメントへと完全移行が果たされ、モデルチェンジとなりました。
そのため116622自体は生産終了となっている点も併せて、人気・買取相場ともに上昇中の売り時ロレックスと言えるでしょう。
第16位 ロレックス サブマリーナ デイト 16610
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約55万 |
2018年 | 約59万 |
2019年 | 約72万 |
2020年 | 約75万 |
2021年 | 約88万 |
2022年 | 約102万 |
上昇率:186.2%
またまたサブマリーナの登場です!
こちらは、デイト付きサブマリーナの、第四世代に当たります。1989年~2010年と、非常に長らく製造されたロレックスで、現行に通じる様々な変遷を受け継いできました。
5桁リファレンスが注目されていることもあり、今非常によく売れています。
正直、こんなに相場が高まるとは思っていませんでした。確かに人気はありましたが、製造期間が長すぎて、稀少性という意味ではやや弱いかな?と思われていたためです。
しかしながら、多くの5桁リファレンスに言えることですが、製造から年月が減るほどに相場は上がる傾向にあります。当然、状態の良いUSED品が減ってしまうためです。
さらに、こちらのサブマリーナ 16610は、2003年から風防の王冠透かしマークや、前項のノンデイトサブマリーナ 14060Mでもご紹介したインナーリングのルーレット刻印などが採用された個体でもあり、ロレックスファンから特別視されていることは事実です。
「お手頃価格のロレックス」的な立ち位置が長かったため、何年か前に購入された方は、思わぬ利益を得ることでしょう。
第15位 ロレックス エクスプローラーII 216570
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約60万 |
2018年 | 約64万 |
2019年 | 約74万 |
2020年 | 約78万 |
2021年 | 約103万 |
2022年 | 約114万 |
上昇率:190.5%
第15位としてご紹介するのは、エクスプローラーII 216570です!
エクスプローラーIIはエクスプローラーIの上位モデルとして、1971年に誕生したコレクションです。
洞窟のような太陽光が射さない場所でも、昼夜表示を可能とする24時間針を有していることを特徴とします。1984年頃に誕生した第二世代以降は時針の単独稼働が可能となり、GMT機能をも持ち合わせることとなりました。
2011年に誕生したこちらの216570は、従来よりもケース直径が42mmへとアップサイジング。
また、初代意匠で採用されていたオレンジカラーの24時間針をリバイバルしたこと。加えて大幅にスペックアップし、ムーブメントには従来品に耐衝撃性・耐磁性能を加味してチューンアップしたCal.3187を搭載させたモデルとなりますね。
一方で216570に限らずエクスプローラーII自体が、数あるスポーツロレックスのラインナップの中では、あまり目立たない存在だったかもしれません。実際、「洞窟探検家に向けて」という、ニッチなターゲティングが行われていました。
確実な人気を誇ってきた手堅いモデルでもあり、「初めてロレックスを購入する」方から「定番外しのロレックスが欲しい」といった方まで、あらゆるファン層から支えられてきた反面、相場上昇は緩やかであったこともまた事実です。
しかしながら2019年あたりから、エクスプローラーII 216570もまた急速に相場を伸ばしてきました。
この相場動向の背景にも、「生産終了」「モデルチェンジ」があります。
2021年、エクスプローラーIIの新型機が発表され、216570は生産終了となったのです。
新型226570は、新世代ムーブメントCal.3285へと移行したことが大きな特徴で、デザイン面では216570と大きくは変わりませんでした。しかしながら新旧ともに大きく価格高騰。新型は若干落ち着いてきたものの、生産終了モデルとなる216570は流通量が豊富であるにもかかわらずジワジワ相場を上げていっております。
なお、白文字盤・黒文字盤ともに人気は同程度ですが、買取額としては若干白文字盤の方が高値となります。
第14位 ロレックス デイトナ 16520
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約180万 |
2018年 | 約245万 |
2019年 | 約250万 |
2020年 | 約200万 |
2021年 | 約315万 |
2022年 | 約353万 |
上昇率:196.1%
生産終了モデルであること。デザイン性に優れていること。稀少価値がきわめて高いこと。
時計ファンの永遠の憧れである16520は、歴代デイトナの中でもトップクラスに人気のあるモデルです。
現在デイトナは自社製クロノグラフが搭載されておりますが、16520はゼニスのエルプリメロがベースになっていること。また往年の5桁リファレンスのポストヴィンテージ感が雰囲気たっぷりであること等から、生産終了から20年以上経つ今なお、現行よりも16520を、といったファンは少なくありません。
もともと高い相場を維持してきましたが、ここ数年はまさに「爆発的」。
2017年の時点で既に約180万円の買取相場を記録しているにもかかわらず、2022年はその2倍近くの上昇率を誇って、約353万円に!現行ロレックスを凌ぐ勢いです。
それほど、デイトナ 16520の需要と資産価値は圧倒的です。
特に後期個体にあたるP番(2000年頃)、その一つ前にあたるA番(1999年頃)が平均を釣り上げている状態です。
一方でこういった一部プレミア個体につられて、通常個体もまた相場を上げている、というロレックスならではの現象も・・・!
デイトナ 16520は1988年~2000年までリリースされており、決して流通量が少なかったわけではありません。
そのため、当時何の気なしに購入された方は、今売却すれば思わぬ儲けを手にできるかもしれません。
もちろんここ数年以内に購入された方も、どんどん買取相場を上昇させている個体ですので、良い売り時を迎えていると言っていいでしょう。
第13位 ロレックス GMTマスターII 16710
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約70万 |
2018年 | 約100万 |
2019年 | 約107万 |
2020年 | 約110万 |
2021年 | 約112万 |
2022年 | 約142万 |
上昇率:202.5%
第13位は、GMTマスターII 16710です!1990年~2007年まで製造されていた、GMTマスターII第二世代です。
2018年以来、ロレックスの話題の中心には、いつもGMTマスターIIがいたかもしれません。
GMTマスターは、ロレックスのパイロットウォッチコレクションです。コレクションの誕生は1954年ですが、1983年にGMTマスターIIが登場。これはエクスプローラーII同様、時針の単独稼働によって、第二時間帯・第三時間帯表示が可能な多機能機となったことから「II」が付された次第です。
そんなGMTマスターII、2018年に現行126710BLROが登場しました。
この126710BLRO、赤青ベゼル搭載によって、大きな話題となりました。通称「ペプシ」の名前でも知られていますね。GMTマスターIIは2005年発表の金無垢116718LNの発表を契機に、アルミベゼルからセラクロムベゼルへと移行しましたが、このセラクロムではGMTマスター特有であった「ツートンカラーの配色」が難しいとされてきました。2013年に116710BLNRで青黒ベゼルのツートンカラーが実現しましたが、ステンレススティールモデルでは赤青ベゼルはラインナップされておらず、そのため126710BLROは、「ファン待望」であったのです。
このペプシベゼルが126710BLROとしてリバイバルされて以降、オリジナルであったアルミベゼルの赤青カラーリングも相場を上げることとなりました。
もちろん赤青ベゼルのみならず、GMTマスターII 16710のカラバリの中のコークと呼ばれる赤黒ベゼル、次いでスタンダードな黒ベゼルも、きわめて高い買取相場を誇ります。
このGMTマスターII 16710は、デザインバリエーションもそうなのですが、細かな仕様によって大きく買取査定額を変える可能性があることに留意しなくてはなりません。
例えば2005年~2007年頃の製造個体にみられるスティックダイアル(GMTマスターIIのIIが、上下横棒のないレア仕様)は、GMTマスターII相場の倍以上の価格で売買されています。
また、2005年より前に製造されていた「跳ね文字(ベゼルの数字の書き始めと下記終わりが小さく跳ねたもの)」なども存在します。
さらに、2007年、116710への過渡期に製造されたと思しき個体は、116710系で採用されてきたCal.3186が搭載されており、性能面が向上していることから、高い人気となります。
ご自身がお持ちのGMTマスターII 16710、あるいはレアな仕様が用いられているかもしれません。
ぜひ、年式の古いロレックスに造詣の深い時計買取店に査定に出してみてください!
第12位 ロレックス デイトナ 116503
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約140万 |
2018年 | 約152万 |
2019年 | 約168万 |
2020年 | 約173万 |
2021年 | 約225万 |
2022年 | 約284万 |
上昇率:202.9%
いよいよ上昇率も、200%の大台となりました!
第12位は、デイトナ イエローロレゾールが美しい116503です!
第18位でダイヤモンドインデックスをご紹介いたしましたが、こちらはベーシックなバーやアラビアンインデックス等、文字盤バリエーション豊かなモデルです。
現行はホワイト・ブラック・シャンパンカラーそれぞれにシンプルなインデックスがついたタイプがラインナップされており、定番と言えばこちらを指しますが、近年アラビアンインデックスモデルの人気・買取相場が急上昇しております。
かつて「人気」と言うとベーシックなタイプに軍配が上がったものですが、最近では高級時計市場が成長してユーザーが急増した結果、好みが多様化していたり、「人と違ったデザインが欲しい」といったニーズが増えてきていることも、こういったユニークな文字盤人気が上昇している要因として挙げられるでしょう。
アラビアンインデックスは、どこかレトロな雰囲気を有するため、オーセンティックなイエローゴールドとよくマッチしていますね。
もちろん現行デザインも、買取相場が上昇していることは間違いありません。
モデルチェンジの噂も気になるところですし、ご売却をお考えの方は、査定だけでも一度出してみることをお勧めします!
第11位 ロレックス サブマリーナ ノンデイト 114060
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約65万 |
2018年 | 約69万 |
2019年 | 約82万 |
2020年 | 約85万 |
2021年 | 約108万 |
2022年 | 約133万 |
上昇率:204.7%
「ロレックスの買取上昇率ランキング」として欠かせないサブマリーナは、まだまだあります。
ノンデイトで、サイクロップレンズのない114060です!
ちなみに今ではデイト付きの126610LNや126610LVがメインどころになっていますが、もともとサブマリーナとして長年親しまれてきたのは、ノンデイトサブでした。
日付表示を持たないことでスッキリとフラットな印象が強まり、使用シーンでオンオフ問わない汎用性の高さを有しますね。
なお、エクスプローラーII 216570と同様に、ノンデイトサブマリーナ 114060も定価がそこまで高くはなく、相場高騰の代表格といったモデルではありませんでした。生産終了時の定価は832,700円です。
しかしながらこの「お手頃価格」が、逆に需要を呼び込むこととなります。
デイトナやGMTマスターII、そしてデイト付きサブマリーナが軒並み価格を上げてしまった今、まだ比較的手の出しやすいモデルを買おうといった層が増えてきたのです。
もちろん「ノンデイトがイイ!」といった114060自体の人気の強さも一役買っているでしょう。2020年のモデルチェンジによる生産終了も、人気動向に大きく影響を及ぼしております。
こういった背景から、買取相場もとんとん拍子に上がっていくこととなりました。
さらに言うと、サブマリーナは堅牢性ゆえに経年劣化に比較的強く、中古市場で売買されやすいという特性も持ちます。
そのため、相場は抜きにしても「いつでも売りやすい」モデルであることは間違いありません。
サブマリーナ ノンデイト 114060 現在の買取価格はコチラ
第10位 ロレックス デイトナ 116520
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約138万 |
2018年 | 約160万 |
2019年 | 約218万 |
2020年 | 約170万 |
20201 | 約243万 |
2022年 | 約296万 |
上昇率:214.5%
買取価格上昇率ランキング、いよいよTOP10の発表です!
第10位は、先代デイトナ 116520です!
歴代デイトナは、長らく高い買取相場を維持してきました。
にもかかわらず、高い上昇率を誇る・・・「そろそろ下がる」と言われ続けながらも、グングンと上がり続けてきた。そんなデイトナに、畏怖すら覚えるものです。
こちらの一世代前のデイトナ 116520も、そんな役者の一人です。
2000年~2016年という長きに渡って製造されており、まだロレックス相場が今ほど高騰していなかった頃から、定価を上回る売買が続けられてきました。
現行デイトナの116500LNはセラクロムベゼルが搭載されていますが、116520まではメタルベゼルでした。そのため、あえてこちらのモデルを選ばれる方も少なくありません。また、インダイアルの縁取りにメタルをあしらうなど、男らしく精悍なテイストを有しているところも、好きな人には堪らない仕様ですよね。
2023年1月現在、一時期と比べると少し相場が落ち着きつつはありますが、それでもプレミアの域をなかなか脱しません。
当店のバイヤーの中には、デイトナ 116520を「売ってよし、買ってよしのモデル」と評価している者もおります。
なお、デイトナ 116520は、製造期間が長いゆえに、仕様によって大きく相場が動くモデルでもあります。
例えば後期個体にあたる新クラスプ、新しい保証書、あるいはランダム品番が高値で取引されます。
それ以前の個体であっても、良好なコンディションのものはきわめて高値で取引されます。年を経るにつれ、年々市場から上質なUSED品が減少していっているためです。
デイトナ 116520をお持ちの方は、どの年代のどのような個体にせよ、一度買取査定に出してみることをお勧めいたします。
思わぬ価格が提示される可能性があります。
無料査定を上手に使って、お手持ちのデイトナの価値をぜひご確認くださいませ。
第9位 ロレックス GMTマスター 16700
年 | 平均買取額 |
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2017年 | 約57万 |
2018年 | 約76万 |
2019年 | 約90万 |
2020年 | 約80万 |
2021年 | 約112万 |
2022年 | 約123万 |
上昇率:140.3%
第9位にご紹介するのは、GMTマスターの最終世代16700です!
第13位の16710でもご紹介した通り、GMTマスターは1983年にIIをラインナップすることとなりますが、それまではローカルタイムと第二時間帯表示を行うGMTマスターが主流でした。しばらく併売されていましたが、1989年頃~1999年まで製造されたこちらの16700を最後に、GMTマスター自体が生産終了となります。
GMTマスターIIはGMT針を単独稼働させることで、ホームタイム等の時刻を設定することが可能ですが、GMTマスターは短針とGMT針が連動しており、回転ベゼルを用いることで第二時間帯を示します。一方でデイトがクイックチェンジできるので、16700の方に利便性を見出している方も多いでしょう。
当ランキングの多くを占めるGMTマスターですから、シリーズ全体で相場が上がっている、というのはあります。
とりわけ、現行126710系がリリースされた2018年以降の話題性は凄まじいものがあります。
加えて、5桁リファレンスは年々上質な個体が少なくなっている、ということも相場を上げている要因でしょう。
ちなみに、GMTマスター 16700に採用されていて、今は無い仕様。それは、「シングルバックル」及び「オールトリチ」です。
左:シングルバックル 右:ダブルバックル
シングルバックルはバックルの設計で、上記画像のように留める部分が一か所となります。1995年頃まで採用されていました。
オールトリチはトリチウム夜光のこと。
現行ロレックスの夜光塗料は、同社が開発したクロマライトに統一されています。
しかしながら1997年頃までに製造されたモデルにはトリチウムが用いられており、経年による「焼け」が美しく、シングルバックルと併せていかにもヴィンテージ楽しんでます感があります。
こういった背景から、最終品番にあたるA番ばかり注目されてきた16700も、製造年の古いモデルへの需要が高騰してきました。
特にトリチウム夜光が残っているR番・L番・E番・X番・N番辺りは価値が高いです。
なお、GMTマスター 16700は黒ベゼルも高い相場を誇りますが、ペプシの方が高値で取引されております。
第8位 ロレックス GMTマスターII 116710LN
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約67万 |
2018年 | 約80万 |
2019年 | 約92万 |
2020年 | 約93万 |
2021年 | 約123万 |
2022年 | 約145万 |
上昇率:138.8%
先ほどから、何度か「生産終了」「モデルチェンジ」について言及しています。
なぜなら、既にご存知の諸氏も多いでしょうが、生産終了したロレックスのモデル(またはリファレンス)は、稀少性の高まりに期待されて相場を大きく上げる傾向にあるためです。
その恩恵を受けられるのが、今、GMTマスターIIをお持ちの方ではないでしょうか。
特にこちらの116710LNは2019年で以てロレックスのカタログ落ちをしたということもあり、今相場から目が離せないモデルとなっております。
何度かご紹介しているように、GMTマスターは、ロレックスのパイロットウォッチシリーズです。
何度か変遷を経ていますが、1983年にローカルタイムの他、第二時間帯」「第三時間帯」を一つのモデルで視認できる「GMTマスターII」が誕生します。この第二世代として2007年にリリースされた116710LNですが、2019年に完全廃盤となります。
なぜなら、新型ムーブメントを搭載させた第三世代126710が2018年、次いで2019年に登場し、モデルチェンジとなったためです。
GMTマスターIIはスポーツロレックスには珍しくカラーバリエーションがあることが特徴でしたが、ステンレススティールモデルにおいては、黒文字盤×黒ベゼルのデザインは姿を消しました。
製造期間が2007年~と比較的長いことから大幅上昇ではないものの、年々個体数は市場から減ってきており、相場は上がる一方です。
間違いなく今が売り時なので、116710LNをお持ちの方はこのチャンスを逃さないようにしましょう。
なお、116710LNの初期製造にあたるV番に、スティックダイアルと呼ばれる仕様が見受けられますが、これはレア個体です!
スティックダイアルとは、GMT-MASTER IIというロゴの「II」の部分の横棒がなく、Iがさながら棒のように並んでいることから名づけられました。
状態にもよりますが、通常個体と比べて数十万円程度高く値付けされる傾向にあります。
製造期間は一年ほどと大変稀少であるため、116710LN自体の価格高騰も相まって、資産価値に期待大の一本です!
GMTマスターII 116710LN 現在の買取価格はコチラ
第7位 ロレックス GMTマスターII 116710BLNR
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約87万 |
2018年 | 約105万 |
2019年 | 約138万 |
2020年 | 約125万 |
2021年 | 約165万 |
2022年 | 約189万 |
上昇率:217.7%
第8位は、「バットマン」の通称でも知られる、GMTマスターII 116710BLNRです!GMTマスターが続きますね!それだけ、価格高騰の勢いが凄まじい一大コレクションであることがわかります。
「バットマン」は、バーゼルワールド2019で後継機126710BLNRが発表されました。
126710BLNR・116710BLNRともに新旧でデザインが大きく変わらないことから、人気が分散される傾向もあります。しかしながら「生産終了」という背景は強く、なかなか相場が落ち着かない存在となっております。
GMTマスターIIは、前述の通り新型ムーブメントへの移行によって、既にモデルチェンジが完了しているロレックスシリーズです。
加えて、ステンレススティールモデルにおいては、伝統的にスポーツロレックスに採用されてきたオイスターブレスレットからジュビリータイプい仕様変更を行い、「ラグジュアリー・スポーツ」の概念を強めることとなりました(2021年はオイスターブレスモデルも追加されましたが)。
現在ロレックスのセラクロムベゼルには様々なカラーリングが登場しますが、第六世代にあたるGMTマスターII 116710LNがリリースされた2007年は、まだセラミック素材にカラバリをつける技術が発達していませんでした。
そのため116710BLNRは2013年誕生と後発。
一方で後発ながら、そのクールでスタイリッシュな黒×青というツートンカラーが大受けし、移行、爆発的な人気を得ていくこととなりました。116710は、GMTマスターIIの現在の人気の火付け役と言っていいでしょう。
そんな116710BLNRの、買取相場が低いわけがありません。
しかも上昇率が年々上がっているところを見ると、その実力のほどが垣間見えます。
ただ、年々新型126710BLNRも勢力を伸ばしてきておりますので、売り時を見誤らないようにしましょう!
GMTマスターII 116710BLNR 現在の買取価格はコチラ
第6位 ロレックス デイトナ 116509
年 | 平均買取額 |
---|---|
2018年 | 約267万 |
2019年 | 約310万 |
2020年 | 約362万 |
2021年 | 約458万 |
2022年 | 約582万 |
上昇率:218.1%
第8位は、ホワイトゴールドが上品なデイトナ 116509です!
ステンレススティールにはない重厚感を味わいつつも、派手過ぎず落ち着いたホワイトゴールドがデイトナの風格にマッチしていますね。
デイトナはスポーツロレックスの中では珍しく、ゴールドモデルに豊富な文字盤バリエーションが用意されております。
こちらの116509も、現行はブルーまたはスティール×ブラックにシンプルインデックスが搭載されておりますが、過去にはアラビアンインデックスはもちろん、ホワイトやグレーなどといった多彩なバリエーションを見つけることが可能でございます。
文字盤バリエーション問わず需要が高まり続けておりますが、こと116509は現行文字盤の高額買取が目立ちます。
販売価格は600万円超となりますが、それでも回転良く売れ続けているモデルであり、時計店は在庫確保に必死になっております。そのため高額買取・積極買取を行う業者が増えた結果、買取相場は右肩上がりに上昇を続けているのです。
なお、メテオライトやソーダライトなどといった、稀少鉱石を文字盤に使った個体は、買取・販売価格ともに群を抜いて高額となります。
第5位 ロレックス ミルガウス 116400GV
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約54万 |
2018年 | 約64万 |
2019年 | 約70万 |
2020年 | 約79万 |
2021年 | 約95万 |
2022年 | 約119万 |
上昇率:218.2%
ロレックスの買取価格上昇率ランキング、いよいよTOP5!第5位はミルガウス 116400GVです!
「え、デイトナやGMTマスターIIよりも相場が上昇しているのがミルガウス!?」と思うなかれ。今、ミルガウスへの需要が、著しく高まっております。
事実、2017年と2022年の平均買取額を見比べると、12倍以上も大きく相場を上げているのです。
ミルガウスは、1000ガウスという意味を持つ、ロレックスの耐磁時計です。
今でこそ、スマートフォンのスピーカー部分やバッグのマグネットから発せられる磁気は、アナログ時計の大敵です。
しかしながらミルガウスが誕生した1950年代、当時はまだ今ほど磁気が日常には溢れておらず、科学者らやレントゲン技師,無線技師などのプロフェッショナルが主なターゲットとなっていました。そのためニッチすぎたか、一時ミルガウスのコレクション自体が生産終了するも、2007年に復刻。この復刻時にグリーンガラスをまとった116400GV ブラック文字盤がラインナップされ、2014年に加わったZブルー文字盤とともに、現在ロレックスのカタログにラインナップされております。
上に記載した表を見て頂くと、2019年以降、にわかに買取相場が上昇していることがおわかり頂けるでしょう。
これは2019年頃から、にわかに現行ミルガウスの生産終了説が立ったことが要因の一つです。
ミルガウスはまだ新世代ムーブメントへ移行しておらず、またこの新世代ムーブメントが耐磁性能をデフォルトで有していることから、「どのようなモデルチェンジが行われるのか?」「ミルガウス自体が生産終了になるのでは?」などといった予想が、例年新作発表時期に飛び交っているのです。
2023年1月現在、モデルチェンジはなされていませんが、買いが集中し続けている現状は相変わらず。
ロレックスの新作動向によっては、さらなる売り手市場へと突入していくことも想像に難くありません。
今ご売却をお考えの方、このビッグウェーブに乗りましょう!!
なお、ブラックよりもZブルー文字盤の方が高値で売買されております。
第4位 ロレックス エクスプローラー I 214270
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約61万 |
2018年 | 約65万 |
2019年 | 約66万 |
2020年 | 約65万 |
2021年 | 約87万 |
2022年 | 約95万 |
上昇率:226.8%
先代エクスプローラー214270。2021年のモデルチェンジによって生産終了とはなったものの、今なお当店の販売部門における、不動の人気商品です。
非常に回転良く売れるモデルというのは、長年に渡って高い資産価値を誇ります。どの時計店も在庫を絶対に切らせたくないため、高額買取に躍起となっていき、常に熾烈な価格競争が行われているためです。
一方で誕生から年数を経たモデルは、市場に流通量が増えるに伴い相場を落ち着かせる傾向にあります。
エクスプローラーI 214270は2010年の誕生。
つまり、製造期間は約10年にも及ぶにもかかわらず、今なお手堅い人気を獲得している商品なのです。いや、手堅いどころか、確実にその相場を上昇させているのです。
これが「資産価値の高い時計」と言わずして、何と呼べば良いのでしょうか・・・!
左:旧型文字盤 / 右:新型文字盤
ちなみに、エクスプローラーI 214270は、2016年にマイナーチェンジを経ています。
文字盤の仕様が変わり、新型は針が太く長く・かつ3・6・9のインデックスに新たに夜光が塗布されました。
では、エクスプローラーI 214270の旧文字盤と新文字盤、どちらの買取価格が高いか?
その答えは、新文字盤です。しかしながらこれは仕様の違いと言うよりも、新文字盤の方が高年式の個体が多いといった要因もあります。基本的に精密機器である機械式時計は、新しければ新しいほど高値になる傾向があります。使用感や経年劣化が少ない分、買取査定額は高くなるためです。
しかしながら「シングルバックル」「オールトリチウム」のように、年式の古い個体があえて見直されるといった傾向も、ロレックスには多々見受けられます。
いずれにせよ新旧文字盤で買取相場が上昇を続けているというのは、間違いありません。
第3位 ロレックス デイトナ 116500LN
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約180万 |
2018年 | 約200万 |
2019年 | 約250万 |
2020年 | 約238万 |
2021年 | 約340万 |
2022年 | 約425万 |
上昇率:236.1%
みんな大好き現行デイトナ 116500LN。
今や説明不要の需要、そして圧倒的品薄モデルとして、昨今のロレックス相場上昇を牽引してきました。
バーゼルワールド2016で発表された折から、非常にお問合せの多かった116500LN。出回り始め、200万円の値付けがなされたことで、大きな話題となりました。
ロレックスのような人気ブランドの新作は例年非常に注目度が高いため、比較的どのモデルも初出から一年ほどは高値を推移します。
でも、このデイトナ 116500LNのすごいところは、何年経っても相場下落の気配を見せず、むしろ上げに上げているところ!
116500LNよりデイトナにも採用されたセラクロムベゼルのカッコよさや、デイトナそのものの資産性から需要が止む気配は一切ありません。
2022年は過去最高値をつけた後、やや相場が落ち着きを取り戻し始めましたが、それでもかつてないプレミア価格は進行を続けています。
何度か言及しているように、デイトナには生産終了の噂が付きまとっていることもありますが、それ以上に「高くても欲しい」という消費者マインドを支える、圧倒的な魅力をデイトナ 116500LNは内包しているのです。
上昇率は白文字盤で算出しており、こちらの方が買取相場は高くなります。
しかしながら黒文字盤もまた肉薄しており、同じように相場を上昇させていることは付け加えておきます。
第2位 ロレックス ミルガウス 116400
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約46万 |
2018年 | 約52万 |
2019年 | 約78万 |
2020年 | 約68万 |
2021年 | 約94万 |
2022年 | 約115万 |
上昇率:249.5%
第2位は、2007年~2016年(黒文字盤は2015年に生産終了)まで製造された、先代ミルガウス 116400です!
第5位で現行ミルガウス 116400GVをご紹介いたしましたが、これを超える大きな買取価格上昇率を見せることとなりました。
前述の通り、ミルガウスは一度コレクション自体が生産終了された後、2007年に復刻しています。
当時からあまり流通数が多くはなく、稀少性の高いロレックスのうちの一つでした。そのためニッチながら、中古販売価格70万円程度~と、定番外しでありながらも高値で売買されてきたモデルでもあります。
そうはいっても、デイトナやGMTマスターIIと比べれば、プレミア価格というほどではありませんでした。
しかしながら中古ロレックス市場の成長やミルガウスの生産終了の噂などといったミルガウスを取り巻く背景から、2021年以降に相場が急上昇。現在では、年式の古い個体でも100万円を切って販売されることはなかなかなくなりました。
なお、ブラック文字盤よりもホワイト文字盤の方が10万円程度高値で売買されております。
「トロピカルマンゴー」などとも称される独特の色合いが、魅力的ですね!
第1位 ロレックス サブマリーナデイト 116610LV
年 | 平均買取額 |
---|---|
2017年 | 約105万 |
2018年 | 約118万 |
2019年 | 約130万 |
2020年 | 約133万 |
2021年 | 約204万 |
2022年 | 約282万 |
上昇率:269%
2023年・ロレックス買取価格上昇ランキング、第1位は先代サブマリーナー 116610LVです!
何度かご紹介しているサブマリーナー。
ただしこちらは、ロレックスのコーポレートカラーであるディープグリーンをベゼルと文字盤に配した、個性的な116610LVとなります。
ちなみに、多くのロレックスモデルの相場が最高値を記録した2022年と比べても、まだ高い平均買取額をキープしている、稀有な一本でもあります。
なぜなら、グリーンサブとも呼ばれる116610LVが、ここ三年ほどで急騰しているためです。
一つには、2020年に生産終了した、ということがあるでしょう。
新型126610LVにもグリーンサブは引き継がれましたが、文字盤カラーがグリーンからブラックへと変更になりました。このグリーン×ブラックのマッチングは初代グリーンサブ 16610LVにも見受けられるもので、こちらを「カーミット」、116610LVを「ハルク」と呼び分けることもありますね。
※カーミットはセサミストリート、ハルクはアメコミのキャラクター。グリーンサブのカラーリングから、海外ではこの愛称が浸透しています。
加えて、これから夏にかけて、ダイバーズウォッチの需要がますます増えていくことが予想されます。
特に例年5月~6月にかけては大変回転率が良くなり、市場が動きやすいことも無関係ではないでしょう。
大きな売り時に乗るもよし。さらなる高騰を期待するも良し。死角なしのロレックス ダイバーズウォッチと言えるのではないでしょうか。
サブマリーナデイト 116610LV 現在の買取価格はコチラ
まとめ
圧倒的な伸び率を記録したサブマリーナー・ミルガウス・デイトナの3モデルが230%越えの上昇率を記録。その他のランクインしたモデルも概ね200%前後~という非常に高い上昇率となりました。
ロレックスバブルであった一頃より相場が落ち着いたと言われていますが、上昇率は高いまま!多くのモデルで過去最高値を記録するなど、ロレックス需要はまだまだ衰えを知りません。
ランクインした時計はどれも今が売り時であるといえます。
お持ちの方は是非一度検討されてみていかがでしょうか。
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この記事を監修してくれた時計博士
池田 裕之(いけだ ひろゆき)
- (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
- 高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
1982年生まれ・熊本県出身。
20代でブランド販売店に勤務していく中で、高級時計に惹かれ、その奥深さや魅力を知っていく。29歳で腕時計専門店へ転職を決意し、GINZA RASINに入社。
豊富な時計への知識を活かして販売・買取・仕入れに携わり、2018年8月にはロレックス専門店オープン時、店長へ就任した。販売・買取ともにリピーターが多い。時計業界歴17年。