閏年
こんにちは!
先日、突然スタッフAさんから
“チーフ、Bってなんですか?”
“B?Bってのは ××ティング だろ。”
“そんなんじゃなくて、このBです!”
わかりかますか?6時位置にある月を表す所です。
1・2・3・Bと表記があります。
通常は
これは3時位置ですね。
1・2・3・4と言う表記になってます。
これは皆さんもご存じの閏年を表す機能です。
ちなみに4が閏年です。
ここで永久カレンダーとは何ぞや?
通常、時計のカレンダーというのは31日周期となっているため、30日や28日などの小の月が終わる時には、自分で1日にあわせなければなりません。これを自動的に修正し、しかも閏年まで対応するカレンダー機構を永久カレンダーと呼びます。
分りました?
機械式時計には3大複雑機構というものがありますが、永久カレンダーはその機構の中の1つです。
その基本的な部分は1795年に天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲが発明したといわれています。
永久カレンダーでは、4年に1度の閏年の調整までなされればよしとします。100年に1度、400年に1度という例外規則を考えなければいけないほど、時計の持ち主は長生き出来ないわけですから。
それでも4年もの間、毎月カレンダー調整を自動的に行う機構を機械的な部品だけで実現しなければならないわけです。これを実現する為に、永久カレンダーの時計には、4年をかけて1周する歯車が搭載されています。そして、その歯車には4年間の大の月、小の月を記録した刻みがあります。48ヶ月の間に28、29、30、31日と4種類の月の長さが存在する為、4種類の深さの刻みがあります。この刻みの深さの違いで制御するレバーの動きが変わり、きちんと翌日を一日(ついたち)にする事が出来ます。
で、BですがBは Bissextile year (バイセクスタル イヤー)の略でした!
ラテン語の bissextilis (ビセクスティル) が由来らしいです。
しかし普通は leap year (リープイヤー) が一般的です。
leap は ”跳ねる(跳んで移動する)”意味の英単語です。
なぜ1日増えているのに leap なの?
なにを leap するのかというと・・・ 曜日!
普通の年が続く場合、翌年の同日の曜日は次の曜日になるという法則があり、(1年は365日、つまり52週と1日なので、次の年の日付と曜日が1日ずれる。)例えば、今年のクリスマス12月25日が月曜日なら、次の年の12月25日は火曜日、その次の年の12月25日は水曜日、・・・ということになっているのですが、2月が一日多い閏年では、2月29日以降、曜日がひとつ余分に進んでしまいます。去年のクリスマスが水曜日で今年が閏年なら、今年のクリスマスは木曜を 跳んで 金曜日になる、というわけです。
他の表示としては
12時位置ですね。Lと表記されてます。
LeapのLですね。
後は
ちょっと小さくて見辛いので大きくして見て下さい。
これも12時位置です。
分り易くleap yearと表記されています。
ん~~~、為になったね~、為にたったよ~~~!
番外編としては
7時位置を見て下さい!
なんと西暦が表示されています。
もし、カレンダーを早送りさせてしまったら。。。
1日2日なら時計が止まるまで待てばいいですが。。。
来年、再来年を表示してたら。。。
これは、もうOHして戻すしかありません。
な、な、なんて恐ろしんだ!
そうならない様に、しっかりと勉強しましょうね店舗スタッフの皆さん!
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