腕時計を購入する際に、型番は同じなのに付属品が違うものをよく目にしますよね。
腕時計の年式によるマイナーチェンジがあるように、付属品も仕様変更されることがあります。
付属品の仕様によって買取価格に大きく影響する場合があります。
今回は腕時計の付属品の仕様変更について紹介していきたいと思います。
1.パテックフィリップのボックス
■旧ボックス
パテックフィリップが数十年前に採用していた古いタイプの箱です。現行モデルは非常に豪華な箱が付属しますので、このシンプルな箱はとても希少です。
経年により内部がボロボロになっていくため、現在残っている個体のほとんどが上記の写真のような状態です。
■新ボックス
新しいタイプの箱です。
やはり世界一といわれるブランドだけあり、高級感がすごいです。
箱だけでも数万で販売しているらしいです。
冊子デザインも各モデルであるようです。
置いておくだけでも絵になりますね。
モデルによっては革ベルトやカレンダー調整用のピンが付属致します。また上級機には世界各国のアダプターが付属致します。
2.オメガのボックス
■旧ボックス
旧型の箱です。
このタイプの箱は湿気に負けて劣化しやすいです・・・
■新ボックス
新型の箱です。この箱に切り替わったのは2015年頃でしょうか・・。
従来型の革素材の箱から、木製の箱に変更されました。旧型の劣化しやすいという点の対策がなされています。
3.ロレックスのボックス
■岩肌プリントのボックス(2003年頃まで)
2003年頃までは、メンズのスポーツモデル、ドレスモデルが大体この箱でしたね。
この年代のロレックスの付属品はバリエーションが沢山あります。デザインに「自然」を取り入れていることが多いようです。上の写真は、岩肌がプリントされたデザインです。
この岩肌がプリントされたタイプの内箱は、マクラタイプとCリングタイプの2種類が存在します。
個人的にはマクラの方が時計を入れやすいので好きです。箱の大きさも様々ですね。
■旧ボックス
廃盤になってしまったロレックスカラーの箱です。
この箱になり、高級感が一気に増しましたね。
旧ボックスの大きな特徴は保証書ケースが入れやすくなったこと。ステンレスモデル用(小)、コンビモデル用(中)、金無垢モデル用(大)の3種類の大きさが存在します。大きさが違うだけでデザインは同じです。
ただ、内箱の保証書ケース入れが狭すぎて、取り出しにくいです。そこに冊子とか入れてしまうと、折り曲がり覚悟でないと取り出せません・・。
■現行モデルのボックス
現行のロレックスの箱です。
外箱はクリーム色、内箱は濃い緑色の仕様。2016年頃に、ほぼこのタイプに変更されております。
この新しいタイプは、メンズ、レディース全て同じデザインです。(一部例外あり)
4.ロレックスのギャランティーカード
こちらがカードタイプになる前の紙タイプの保証書です。
デザインは年代と国によって多少異なりますが、基本的にはこんな感じです。
現行には文字盤の色が記載されていましたが、
紙タイプには文字盤の色は通常記入されていません。
2006年頃からカードタイプになり、それ以前は紙タイプです。
※正規店に2004年に入荷し、売れ残って2009年に販売した場合、2004年のモデルなので本来は紙タイプの保証書が付属するはずですが、保証書を申請したのが2009年だとカードタイプになっているという例もあります。
こちらは1つ前の保証書です。
国名、型番、シリアルが記載されております。
全体的に濃い緑色のカードタイプの保証書。
こちら最新型の保証書です。シリアル番号、型番が記載されています。ブレスの種類や文字盤の色が記載されているものもございます。
カラーリングは緑を薄めにして、白ベースのタイプへ変更されました。
最後に
いかがでしたか?
腕時計の付属品も様々な仕様変更がされていますね。
買取では基本、新しいタイプの付属品のほうが査定価格は高くなりますが、付属品の年代や仕様が腕時計と合致しているかが1番重要です。
付属品に注目してみるのも、高級腕時計の楽しみ方のひとつですね。