シャネルの腕時計といえば、真っ先に浮かぶのがフラッグシップモデルである“J12”でしょう。
2000年に華々しいデビューを飾ったJ12は、ケースとブレスレットにセラミック素材を採用するという斬新な作りにより、時計界に革命を与えてきました。
そんなシャネルJ12シリーズですが、年式によって様々な仕様変更がされているのをご存知でしょうか?
時計の仕様や年式によって「販売価格や買取価格」は大きく変わるため、あなたが持っているJ12がどの時期の仕様であるかは是非知っておいていただきたいポイントです。
組み合わせを考えても100種類以上あるJ12シリーズ。今回はその中でも代表的なH0968、H0684のマイナーチェンジについて紹介していきたいと思います。
シャネルJ12の見極め方① ブレスレットの仕様変更
J12は初期型と後期型とでブレスレットの使用が違います。初期型のモデルに多いのが、ブレスレットの内側がホチキスの芯のようなものがあるブレスレットです。
この形状のブレスレットはコマの調整が非常に面倒ですぐに改良されました。
現行のモデルはブレスレットの横側からピンを抜いてコマ調整が可能な仕様になっております。
時計の素材であるセラミックは衝撃に弱く、割れてしまう可能性があるため、ブレスレット調整の際は自分では行わず、購入店やシャネルブティックに持っていくことをオススメします。
シャネルJ12の見極め方② バックルの仕様変更
新型のバックルは旧型のバックルに比べ、若干厚みが薄い作りになっています。
長さも短くなったため、手首周りの細い女性の方がブレスレットのコマを多く外したとしても手首にフィットするように改良されています。
また、旧型はバックルの破損トラブルが多かったのですが、新型のバックルは改良され、耐久性が増しました。
シャネルJ12の見極め方③ 針の色の仕様変更
今回のマイナーチェンジで分かりやすく変わったのは「針」の仕様です。
白のJ12である”H0968″は旧型では3針の色が黒色でした。対して黒のJ12である”H0684″の旧型は、3針の針が白色であることを特徴とします。
旧型の針は本体のカラーと逆のカラーを採用したコントラストをウリとするデザインでしたが、現行のモデルはH0968、H0684共に3針の針が銀色にマイナーチェンジされております。
シャネルJ12の見極め方④ 文字盤の淵の仕様変更
細かい変更点にはなりますが、実は新型J12は文字盤のフチにも変更が見受けられます。旧型では文字盤の端っこに目盛が配されていましたが、新型ではロレックスでいうルーレットの位置にメモリが変更されました。この仕様変更により、文字盤の淵がはっきりし高級感が向上しています。
最後に
人気ファッションブランドとして知られているChanel「シャネル」は、多くの人たちから支持されています。
ファッション性もあり、男女を問わず人気のブランドです。高級実用腕時計をお探しの方に是非オススメしたい時計です。
基本的に旧型に比べ、新型のほうが販売価格も買取価格も高くなります。
今回紹介したポイントをチェックして、なるべく新しいJ12を探して購入しましょう。