腕時計を買い取る際にダイヤ付きモデルとダイヤ無しモデルでかなりの価格差がでることをご存知でしょうか。ダイヤモンドは高級宝石ですので、時計に付いていればその分「高価」になることは当たり前と言えば当たり前といえます。
ですが、ダイヤ付きの時計を売却する際に”準備”を怠ってしまった場合、ダイヤ付きの時計なのにダイヤ無しの時計と変わらない査定金額になることもあります。
今回はダイヤモンドがセッティングされた腕時計を買取りに持ち込む際の注意点について、詳しく紹介していきたいと思います。
アフターダイヤの存在
ダイヤモンドがセッティングされた時計は高貴な輝きを放ちます。その秘訣は一流の職人によって、等級・ダイヤの止め等、全ての項目で高品質かつ丁寧な加工が施されているからです。
それに対し、アフターダイヤはダイヤ無しモデルを購入後、専門業者に依頼して”後付”でダイヤをセッティングした物のことを指します。
時計業界ではメーカーでダイヤモンドを取り付けて販売されたものを純正ダイヤ(または単に純正、純正品)と呼び、ダイヤ無しのモデルにダイヤを取り付けたものを、そのままアフターダイヤと呼んでいます。
純正ダイヤモンドがセットされたモデルは、ダイヤモンドがセットされていないモデルに比べてかなりの高値です。そのため、純正モデルに手が届かないけど、どうしてもダイヤモンドを配した時計が欲しいと思う方がダイヤモンドをアフターで設置します。
ベースとなるダイヤ無しの時計を購入し、同様の時計に見えるようにダイヤモンドをアフターで設置することで、純正ダイヤモデルと比べ遥かに割安にダイヤモデルを手に入れることが可能です。
純正ダイヤとアフターダイヤの見分けは難しい!?
高級時計における本物と偽物の見分けは難しく、最近の偽物はとても精巧に作られているものもありますが、純正ダイヤとアフターダイヤの真贋判定はそれ以上に難しいとも言えるのではないでしょうか。
アフターダイヤはその石の設置の仕方が純正ほど綺麗ではないことが多いためアフターだと判別できることが多いのですが、ものによってはとても丁寧に作られ、メーカー純正かアフターなのか判断できないのが現状です。
そのため、ダイヤが取り付けられたモデルを高価買取してもらうためには「純正ダイヤ」であることを証明することが重要になります。
付属品、特に保証書が重要
純正ダイヤかアフターダイヤかはメーカーの保証書を見て判断するため、ダイヤ付きの腕時計を買取りに持ち込む際にはメーカーの保証書がとても重要です。
もし保証書が無い場合、ダイヤの純正確認がとれないと判断され”ダイヤ無しの査定価格”での買取りになることもあります。
モデルによってはダイヤの有無しで数万円~数十万円査定価格に差がでるものもありますので、メーカー保証書の持ち込みは絶対に抑えておきたいポイントです。
また、ダイヤ付きの腕時計を購入した際、万が一の売却のことを考えてメーカー保証書は大切に保管しておいた方が良いでしょう。
保証書が無い場合はどうすればいいの!?
メーカーでは基本的に、アフターダイヤの時計を改造品とみなし、修理を受け付けてくれません。
つまり、メーカーで修理ができれば純正ダイヤと証明することができます。
純正ダイヤとしての査定をするためには、メーカーで電池交換やオーバーホールを行い、その修理明細を一緒に買取りに持ち込む必要があります。
また、アフターダイヤの時計でも修理の見積は行うメーカーもあるため、見積書だけでは純正ダイヤの証明にはなりませんので注意が必要です。
まとめ
ダイヤ付きモデルを査定に持ち込む際には純正ダイヤの証明がとても重要なポイントです。
基本的にダイヤ有無しの査定価格の差が、修理費用を下回ることはありません。
仮に修理に10万円かかったとしても、モデルによってはダイヤの有無しで50万円近く査定価格に差がでるものもありますので、確実に行った方が良いでしょう。
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