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ロレックス

ロレックス1680 16800 168000

本日はヴィンテージ ロレックス Ref.1680、Ref.16800、Ref.168000の3本をご紹介したいと思います。

 

1680 1680-2

ロレックス サブマリーナ デイト 1680

 

サブマリーナーに初めてカレンダー機能が搭載されたモデルです。

製造期間は1965年頃 ~ 1980年頃まで。

また、1970年頃から、防水性を高めたトリプロックリューズを採用。

初期生産分にはツインロックリューズも存在。

風防はプラスチック。通称煙突型と呼ばれるものです。1680以前のサブマリーナには通称ドーム型と呼ばれるプラスチック風防でしたが、このモデルはカレンダーが搭載され、サイクロプスレンズが付いた為に形状が変更されました。

防水性能は200メートル。

ムーブメントには、19800振動のCal.1570が採用され、1970年以降はリューズを引くと秒針が止まるハック機能が付きます。

1680で最も有名なのが、モデルロゴの「SUBMARINER」の表記が赤い、通称「赤サブ」。

 

1680-3

ロレックス サブマリーナ デイト 1680 赤サブ

 

1680の生産初期は赤サブのみの生産だったらしいです。

赤サブの製造期間は1960年代後半~1970年代後半でも存在している事が確認されています。


赤サブの中でも、最もコレクターアイテムとされているのは、「メーターファースト」と言われる前期型で、経年変化でダイヤルがブラウン調に変色したものは、特に人気があります。

・前期型:防水表記が「200m=660ft」と記載される、通称「メーターファースト」

・後期型:防水表記が「660ft=200m」と記載される。

1965年~1970年代半ば:巻きブレスNo.9315+フラッシュフィットNo.280

1970年代半ば~1970年代後半:巻きブレスNo.9315+フラッシュフィットNo.380

1970年代後半~:ハードブレスNo.93150+フラッシュフィットNo.501/580

以上がサブマリーナデイトのファーストモデル!

 

16800 16800-2

ロレックス サブマリーナ デイト 16800

 

サブマリーナー・デイトのセカンドモデルとして1980年に誕生。

製造期間は1980年頃 ~ 1986年頃。

風防は、プラスチックからサファイアクリスタルガラスに変更され、前モデル1680の200m防水から300m防水へとアップ。

ムーブメントは、Cal.1570(19800振動)からハイビート仕様のCal.3035(28800振動)へ変更。

Cal.3035には、クイックチェンジ(日付の早送り)機能が搭載されており、操作性も向上。

また、ベゼルには、誤作動を防止するため、逆回転防止機能が付き、ダイヤルに関しても、1985年頃から夜光インデックスにメタル枠が備えられました。

上の写真は夜光インデックスに枠が付いた通称フチありです。

フチなしはコチラ↓

 

006xroau0348-1

 

 

ブレスレットは:ハードブレスNo.93150+フラッシュフィットNo.501/580 

ブレス3150のフリップロックのかぶせる部分にブレスレットのデザインに合わせた溝があるかないかで、1980年代後半以降に付け替えられたものかどうかの判断基準となっています。当時のものはすべて溝無しなので、溝があるものの場合は後日付け替えたものだと考えられます。

 

私が初めて買ったロレックスがコレのフチなしでした。1997年当時中古で買える手頃な値段のサブマリーナデイトの中で比較的年代の若いものを探すとなると、この時計の1択しか無かったですね。既に赤サブは今ほどではありませんが高かったです。

 

 

168000-1 168000-2

ロレックス サブマリーナ 168000

 

16800から16610へと移行する僅かな期間にのみに存在する168000。

通称「トリプルゼロ」と呼ばれる。

基本的なスペックは前モデル16800と同様ですが、ステンレススチールの種類を変更したと言われています。

1985年から904Lスチールの採用を正式に発表している事を考えると、前機種16800までは、鉄やニッケルなどの含有量が異なる316Lスチールを採用していたと考えられます。

ケースには168000と刻印されていますが、なぜかギャランティには16800と記載されており、裏蓋も同様、16800と刻印されている事が多い様です。

製造期間は1986頃 ~ 1989年頃のわずか3年間と言われています。

 

 

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